老犬介護施設の特徴

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排泄の介護、介助

今まで当たり前にできていた生活の中での排泄行為も、犬も人間と同じようにいろいろな要因が重なって高齢化とともに自力で排泄することが難しくなってきます。

上手に排泄ができなくても、叱ったり驚いたりせず「年を取ったんだね」と受け入れて、なるべく普段と同じように接することが大切です。自分の体が思うように動かず、一番戸惑って落胆しているのはワンちゃん自身です。

原因

老犬のおむつ

・高齢化に伴う筋力や消化機能の低下
・内臓疾患、脳疾患による麻痺
・認知症を患う
など、理由は様々です。



排泄のケア

当老犬ホームでは、以下のようなことを実践しています。ご家庭での高齢犬の介護にお役立ていただけたら幸いです。(※皮膚病や床ずれの原因になることがありますので、常に清潔に保つことが大切です。)


寝たきりで自力でほとんど動けないワンちゃん

布団、ベッドなどで寝たままの姿勢を保つ時間が長いため、体重で皮膚が圧迫されないよう注意し、排泄物で汚れてしまう可能性があるところだけペットシーツを敷いて、頻繁に交換し常に清潔な状態を保つようにしています。


体を自分で動かすことができるワンちゃん

ペット用のおむつを使っています。寝ているときは外し、汚れている部分があれば拭き取り清潔を保つようにしています。
※市販の赤ちゃん用紙おむつなどに、切込みを入れ(尻尾の部分)使用するのもオススメです。


排泄のとき体勢がとれないワンちゃん

排尿・排便の姿勢が取れず、排泄できないワンちゃんは、後ろからお尻を両手で支えて介助しています。


排泄物の状態について

尿や便の状態を普段から把握し、体の状態を観察しています。

おしっこの変化

  • 色が赤みがかっている
  • 匂いがいつもと違う
  • 量や回数の増減など

うんちの変化

  • かなり緩い便
  • 色が黒みがかっている
  • 量や回数の増減など
このような場合は、経過観察を行いながら、飼い主様へご連絡の上、動物病院で診察します。


高齢犬・介護が必要なワンちゃんと生活している飼い主様